その「苦しさ」は、あなたが不真面目だからではない
要求されていることに答えようとするのにできない。頭の後ろがじりじりとして汗が出てくる。どっと疲れて寝ることも難しい毎日。
心が悲鳴をあげる。【あ、無理だ…】
「もっと頑張らなきゃいけないのに、体が動かない」 「周りはあんなに順調そうなのに、自分だけが足踏みしている」 そんな風に感じて、動けない自分を心のどこかで責めていませんか?
実は、苦しいときほど自分に厳しくなってしまうのには、心理的な理由があります。
苦しいときほど、自分に厳しくなってしまう「呪い」
本来、疲れているときは休むのが正解です。しかし、真面目に生きてきた人ほど「休む=怠けている」という思考の癖を持っています。
私も頭にクソがつく真面目思考なのですが、真面目な自分を自覚する方法をやるまでは、自分に思考の癖があるなんて気づきもしませんでした。
自分を叱咤激励することで、なんとかエンジンをかけようとする。でも、ガス欠の車に鞭を打っても、火花が散るだけで前には進めないのです。
私も20代までは、「なんて自分はダメなんだ」って自分を悪者にしたエネルギーを燃やして突き進んできました。でも自分を削っていく毎日にはいつか限界が来ます。今これを読んでくれているあなたも限界を感じているのではありませんか?
SNSという「鏡」に映る、歪んだ比較
スマホを開けば、誰かの「充実した日常」や「仕事の成果」が目に飛び込んできます。
夜な夜なボーっと画面をスクロールして、意味もなく情報を眺めてはいませんか?
他人のハイライトと自分の舞台裏を比べてしまうと、自分の停滞だけが異常なことのように思えてしまいます。
しかし、人生には「耕す時期」と「収穫する時期」があります。今、あなたが止まっているように見えるのは、次の季節のために土壌を休ませている大切な期間なのかもしれません。
>なにをやってもうまくいかないときは”神様がくれた長いお休み”と思えばいいんじゃない?
Netflixで最近見れるようになったドラマ「ロングバケーション」を見て、刺さりすぎて泣いた話はこちら。よかったらどうぞ。
ロングバケーション感想|30代で見て気づいた“長い休暇”の意味
「普通」という呪いを解き、自分の輪郭を取り戻すために
「普通ならこれくらいできるはず」「30代ならこうあるべき」 そんな「普通」という言葉が、いつの間にか自分を切り刻む刃になってはいませんか?
「普通」は平均値ではありません。世の中が言う「普通」とは、理想を詰め込んだファンタジーに近いものです。その基準に自分を無理やり当てはめようとすると、個々の事情や体調は無視され、残るのは「できない自分」への絶望感だけになってしまいます。
必要なのは、普通か普通じゃないかではなく、「あなたがどういう性質をもっているか」という概念です。
私の周りにはそう言ってくれる大人は誰一人いませんでした。皆「普通になれ」と私を強制したがりました。
真面目な私は「できない自分」のだめなところをリストアップし、それを解消してくれそうなハウツー本や自己啓発の動画をたくさん見ました。
しばらくはそれでうまくいきました。「シヴィアさんはこちらが言おうとしていることを事前に察してくれて助かる。」と仕事先では評判でした。何を言うべきか、シチュエーションに合う言葉をリストアップして暗記していたほどです。
器用に乗れてしまうからこそ、自分が摩耗していることに気づけませんでした。
目立たないように、失敗しないように、嫌われないように…私の生活はその考えに支配され、ずっと緊張していました。
でもそれも長くは続きませんでした。だんだん食べ物の味がしなくなり、何が食べたいかもわからなくなり、私は何が趣味で、何が好きだったのか。何もわからなくなりました。私は私の人生を生きているのではなく、社会というゲームの『正解』を叩き出すだけの機械になっていたのです。
周囲の期待を察知し、瞬時に「正解」を出して擬態してきた結果、脳のワーキングメモリがいっぱいになり、システムダウンしたのです。
まとめ:今日はただ、深呼吸をするだけでいい
今日は、ただ「頑張れない自分」を横に置いて、深呼吸をするだけでいい。
自分を許し、観察し、言葉にしていくこと。その繰り返しが、あなたの「生きづらさ」を少しずつ解きほぐしていく。
今のあなたに必要なのは、誰かの正解ではなく、あなただけの『静かな場所』です。
自分の感覚を殺し、社会に「擬態」し続ける毎日は、想像以上に脳を疲弊させます。
食べ物の味がしなくなり、自分の輪郭が消えかかっていた私が、どうやって「自分の言葉」を取り戻していったのか。
なぜ私たちは自分を責めてしまうのか。その心理的なメカニズムと、私がどん底から這い上がるために使った『100均ノート術』のリハビリ記録を、noteに詳しくまとめました。
正解のない世界で、自分だけの「静かな場所」を作るお手伝いができれば幸いです。
[リンク:note|頑張れない自分を責めてしまうあなたへ。心を整えるリハビリの記録]


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